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  • 2012.11.26 Monday
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イナイレ吹雪夢(中途半端)

だいぶ前に吹雪くんフィーバーのときに書いてたやつが発掘されたのでアップしてみちゃう。
こうやってみると、本当に浮気性だな、私。
!アテンション!
夢小説です。苦手な方は閲覧しないほうがよろしいかと。
主人公の名前はデフォルトとなっております。(熊代愛/くましろあい)
白恋中学校女子マネで一年生。吹雪がイナズマキャラバンに乗る際に「一人はイヤだ」とだだをこねられて同伴することに。吹雪の後輩にあたります。
以上をふまえた上でオッケーという方は、続きよりどうぞ。





「おはよう」

背中に掛けられた声に振り返れば、相も変わらずの爽やか美少年が微笑みを浮かべている。挨拶のために上げたであろう片手を残る片手と擦り合わせようと重ねて、「あ、」と短く声をこぼした。

「ここは北海道じゃなかったね。寒くないはずなのになあ」

下がり気味の眉尻を更に下げて、彼――吹雪士郎センパイは笑みをへにゃりと崩した。その表情からは、試合のときに見せる荒々しい雰囲気を連想出来ない。逆を言えば、誰が試合中の吹雪先輩を想像出来ようか。
ブリザードの吹雪。
熊殺しの吹雪。
これはどれも吹雪先輩を指し示す“異名”だ。まずこの異名を聞いたならば、十中八九、熊みたいな大男を思い浮かべるだろう。ところがどっこい、現物は熊どころか虫一匹殺せやしないような外見の小さな美少年である。

「眠いねえ」

隣でとろんとした目をしている彼がかの熊殺しの吹雪だと言われて、一体どれだけの人が素直に信じるのだろう。

「大丈夫ですか?」
「んー、最近全く休みがないからなあ」
「瞳子監督、なかなかスパルタですからね」
「うんうん。ちょっとは休みたいね」

ふわりと、柔らかい笑みが向けられる。
(…あれ?)
形容し難い、小さな違和感を感じる。違うとは分かるのに、何が違うのかが分からない程度の違和感。
(何だろ。何か違う。何か――)
じっと見つめれば、不思議そうな視線が返される。更に見つめ返せば、眠そうな瞳は泳ぎ出した。

「ど、どうしたの。何か変かな、ボク」

あたふたと困る姿はいつも通りだ。目の前にいるのは吹雪センパイなのに、何故か絶対だと言い切れない。
(あ、)
ふと頭を掠めた言葉がつるりつ口から出てしまった。

「吹雪センパイ、ですか?」
「――え?」

口にしてすぐに、自分がなんて間抜けな発言をしたのかに気付き赤面する。目の前の彼が吹雪センパイでなかったら、誰が吹雪センパイなんだ。間抜けというか、ただの電波発言にもなり得る。
大きな瞳を殊更見開いたセンパイは、数秒のフリーズの後に耐えられないとばかりに吹き出した。
ああ、もうダメだ。確実に吹雪センパイの中で私のイメージが不思議キャラに上書きされたに違いない。
恥ずかしさと絶望で何も考えられない頭に、手がのせられる。そしてわしゃわしゃと荒く撫でられる。見上げてみれば、満面の笑みを浮かべたセンパイがいた。

「お前、分かるのかよ」
「――はいぃ?」

普段よりも幾分か低い声に、荒い口調。間違いない、これは――

「アツヤ、さん…?」
「よく気付いたな。さっき会った女子は全然気付いてなかったぞ」

頭を撫でる手はそのままに、満足げにアツヤさんは口角をつり上げた。
 アツヤさんは、吹雪センパイの双子の弟だった。“だった”というのは、彼はもういないからである。
 小さな頃に雪崩に遭い、アツヤさん、そしてご両親は帰らぬ人となった。
 そんなアツヤさんが何故目の前にいるかと言えば――厳密に言えば、彼はアツヤさんであり、アツヤさんでない。
 吹雪センパイ――吹雪士郎さんの中にある存在。
 雪崩で家族を失った士郎さんが精神的な拠り所として造り上げた存在である。

「何で分かったんだ?」
「何で、と言われても…何となくとしか」

 アツヤさんは基本的にサッカーをしているときにしか現れない。このように日常生活の中で出てくることは珍しいことなのだが、不思議と私の前では頻繁に表に現れる。

「そんなにオレに逢いたかったのかよ」
「な、何でそうなるんですか!」
「それだけオレのことばっか考えてるから気付いたんだろ?」

 素直に認めてしまえよ。
 ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべつつ、アツヤさんは顔を近付けてきた。士郎センパイと同じ顔だが、気の強そうな瞳が違う人格だと物語っている。
 整った顔が近付けば、自然と頬が火照る。悲しきかな、乙女のサガ。

「何を勘違いしてるんですか」
「そういうツンツンしてんのもいいけどよ、たまには可愛らしいとこ見せてくれてもいいんじゃないか?」
「知りません!」

 言葉を返せば返すほど、笑みは深まっていく。
(なんて性格なんだ、この人!)


―――

力尽きたらしい。
やっぱり入れ替わりネタは大好物です。
サブマスといい、こういう設定に凄く弱いみたいね。うふふ。

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  • 2012.11.26 Monday
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